同一コンセプトの関連意匠の出願期間を10年に延長

特許庁では、一貫したデザインコンセプトに基づくデザインを保護するため、意匠法を改正する改正案が検討されています。

今国会に意匠法改正案が提出される予定です。

改正案では、本意匠の公報発行日後における関連意匠の出願や、関連意匠にのみ類似する意匠の登録が可能となっています。

関連意匠の出願可能期間

関連意匠の出願可能期間については、本意匠の出願から10年以内とし、柔軟な商品展開が可能となります。

ただし、本意匠の出願から10年経過前であっても、本意匠が既に消滅している場合には、関連意匠の出願を認めない方針です。

出典:産業構造審議会知的財産分科会意匠制度小委員会
「意匠制度の見直しの方向性(案)」

 

近年、長期間にわたってモデルチェンジを継続的に行う企業が増えており、このような企業のデザインを保護するためには現行の出願可能期間では、こうしたデザインを十分に保護できないとの判断が反映されています。

 

出典:産業構造審議会知的財産分科会意匠制度小委員会
「意匠制度の見直しの方向性(案)」

 

関連意匠にのみ類似する意匠

また、製品のデザインに少しずつ改良を加えていく開発手法も増加しているため、関連意匠にのみ類似する意匠の登録が認められる予定です。

例えば、

  • 本意匠
  • その関連意匠A
  • 関連意匠Aにのみ類似する関連意匠B
  • 関連意匠Bにのみ類似する関連意匠

というように、本意匠から連鎖して類似する意匠全てが登録可能となります。

出典:産業構造審議会知的財産分科会意匠制度小委員会
「意匠制度の見直しの方向性(案)」