「モノ+ネットワーク」による情報を活用したIoT特許としては、例えば次のようなものがあります。
- スマート炊飯器:炊飯器が外部サーバからの情報に基づいて炊飯の開始時間や炊き方を制御するもの。
- 無人走行車の配車システム:配車サーバからの利用者の顔画像に基づいて無人走行車が利用者の顔認証を行うもの。
- スマート産業ロボット:サーバからの製品個々の材質、表面処理などの情報に基づいて、ロボットの作動を制御するもの。
- 水処理装置の遠隔制御:同一の原水ライン上の複数の水処理装置から送信された物質濃度に基づいて、遠隔制御サーバが各水処理装置における逆洗浄の周期日数を更新するもの。
- 健康管理システム:健康管理サーバがウェアラブルセンサから心拍数などの生体データをスマホを通じて収集し、その生体データから分析した健康指標をスマホに送信するもの。
- ドローン監視システム:サーバが監視対象のスマホの位置情報を受信して監視対象に最も近いドローンに位置情報を送信し、ドローンがサーバからの位置情報に基づいて飛行制御を行うもの。
- サプライチェーン管理方法:コンピュータが、製品の組立工場に仮予約を行った後、その製品の部品や材料を納入する複数の納入業者に仮予約をして行き、全ての部品や材料の仮予約が完了すると、それまで行った仮予約を本予約に更新するもの。
- ランニング支援システム:情報配信サーバが、複数のユーザの腕時計型GPSデバイスからラップタイム情報を収集し、他のユーザのラップタイム情報との比較に基づくランニング支援情報を腕時計型GPSデバイスに提供するもの。
- 豪雨地点特定システム:分析サーバが、複数の車両にそれぞれ設けられたワイパー動作センサから、ワイパーの加速度情報と位置情報を取得し、ワイパーが高速に動作している位置情報を統計的に分析することによって豪雨が発生している地点を特定するもの。
- 医療機器保守サーバ:事業者が保有する複数の医療機器のセンサから収集した稼働状況に基づいて、複数の医療機器のメンテナンスの時期と交換態様の消耗品とを集約した事業者ごとのメンテナンス計画を作成するもの。
これらはIoT特許の一例に過ぎません。 様々なビジネス分野における「モノ+ネットワーク」による情報を活用したIoT関連技術は特許になる可能性を秘めています。
御社の技術が特許になるかどうか、お気軽にご相談ください。