2020上半期の知財侵害物品、医薬品の輸入差止が増加

財務省が発表した2020年上半期(1~6月)の
全国の税関における知的財産侵害物品の差止状況によると、
輸入差止件数は15,344件で、
前年同期と比べて18.7%増加し、
3年ぶりに15,000件超えとなりました。

輸入差止点数は、272,567点で、
前年同期比53.3%減となりましたが、
件数ベースでは、引き続き高水準となっています。

輸入差止件数は、
偽ブランド品などの商標権侵害物品が14,990件(構成比97.4%、前年同期比19.2%増)で、
引き続き全体の大半を占め、
次いで偽キャラクターグッズなどの著作権侵害物品が218件(同1.4%、同0.5%増)。

品目別では健康を脅かす危険のある医薬品の輸入差止が増加しており、
前年同期より66%も増加しました。中国からの輸入が最多です。

例えば、偽のラベルが貼ってあった男性用の治療薬については、
税関が商標権侵害として差し止めました。

錠剤の成分は不明で、流通すれば服用した人の健康を害する恐れもありました。

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投稿者プロフィール

HAYASHI Takaaki
HAYASHI Takaaki弁理士
特許や商標などの知的財産の専門家。特に半導体・自動車・遊技機の技術分野において実務経験が豊富。諸外国の知財実務にも精通しており、特にインドネシアに関しては知財以外のビジネス情報にも詳しい。