Nagahisa_Design - stock.adobe.com

 テレビCMなどで使用されている「マツモトキヨシ」の音商標出願(商願2017-7811)が「他人の氏名が含まれる」などと登録を拒絶されたとして、ドラッグストア大手・マツモトキヨシホールディングスが、特許庁の審決取り消しを求めた訴訟で、知財高裁は、マツキヨ側の主張を認める判決を言い渡しました。

 商標法は「他人の氏名」を含む商標を、同姓同名の他人の承諾なしには登録できないと定めています。音商標は2015年に導入され、マツキヨは17年に出願しましたが、特許庁は、電話帳「ハローページ」に「マツモトキヨシ」と読む別人が複数掲載されていることなどを理由に商標登録を拒絶していました。これに対し、知財高裁は、マツキヨの音商標は「『マツモトキヨシ』の広告宣伝(CMソングのフレーズ)として広く知られていた」と認定。「通常、容易に連想、想起するのはドラッグストアの店名としての『マツモトキヨシ』であって、普通は、『マツモトキヨシ』と読まれる人の氏名を連想するものと認められない」として、マツキヨの音商標は「他人の氏名」を含む商標に該当しないと判断しました。

商願2017-7811

お問い合わせ

CONTACT

下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

    会社名(必須)

    お名前(必須)

    メールアドレス(必須)

    電話番号

    電話連絡を希望しますか?

    メッセージ本文(必須)

    上記の送信ボタンをクリックすると、ご入力いただいたメールアドレス宛に自動返信メールが送信されます。