液晶「レグザ」の敗訴が確定(最高裁)

 液晶テレビ「レグザ」の使用部品が発光ダイオード(LED)の特許を侵害したとして、日亜化学工業が損害賠償を求めた訴訟で、
最高裁は「TVS REGZA」(旧東芝映像ソリューション)の上告を受理しない決定をしました。

 請求通り1億3200万円の支払いを命じた知財高裁判決が確定しました。

 判決によると、対象となったのは32型の2製品で、総販売数は計約73万台、売上高は計約249億円。

 一審・東京地裁は、被告製品(液晶テレビ)に使用されているLEDを基礎として実施料相当額を算定すべきとして1台当たり20~30円の支払いが相当だとして、約1795万円の支払いを命じました。

 日亜は、東芝映像社が販売する液晶テレビにおけるLEDの貢献度の大きさから、LEDの売上額ではなく、東芝映像社が実際に販売する液晶テレビの売上額を損害賠償額の算定の基礎とすべきとして控訴しました。

 知財高裁は昨年11月、液晶テレビの売上額に基づく損害賠償額の算定を行い、1億3200万円の損害賠償額を認めました。

 知財高裁の判決は、LEDにかかる特許権に対する損害賠償についても、それを搭載するテレビの製品価格を基礎とした損害賠償請求が認められることを示しました。

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投稿者プロフィール

HAYASHI Takaaki
HAYASHI Takaaki弁理士
特許や商標などの知的財産の専門家。特に半導体・自動車・遊技機の技術分野において実務経験が豊富。諸外国の知財実務にも精通しており、特にインドネシアに関しては知財以外のビジネス情報にも詳しい。