フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリは、商標権の保護を目的とした取り組みとして、新たに「権利者保護プログラム」のウェブサイトを公開しました。このプログラムは、権利者が「メルカリ」上に出品された権利侵害品の削除申立手続きをより簡単に行うことができるサービスです。

 従来、権利者は削除申立手続きを行うためにメールでの連絡が必要でしたが、新たな加入者専用フォームを通じて申立てを行うことができるようになりました。これにより、権利者は書類提出の手間を省き、手続きをよりスムーズに進めることができます。

 加入者は初回に「権利の証明資料(商標原簿など)」を提出する必要がありますが、それ以降は加入者専用の申立フォームを使用して容易に権利侵害申立てを行うことができます。この変更により、権利者は申立手続きのたびに証明資料を提出する手間から解放され、効率的に権利の保護を行うことができるでしょう。

 さらに、権利者保護プログラムへの加入もウェブサイト上の申込フォームから行うことができます。これにより、権利者はウェブサイト上で簡単にプログラムへの参加手続きを完了させることができます。

 メルカリは2014年から権利者保護プログラムを運用してきましたが、今回のウェブサイトの公開と新たな申立手続きの簡略化により、より多くの権利者がプログラムに参加しやすくなりました。メルカリは商標権の保護に積極的に取り組むことで、ユーザーの信頼を高め、偽造品などの権利侵害商品を取り締まる取り組みを強化しています。

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