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 ホンダは、同社の持つ独自技術をライセンス提供するためのWebサイトを公開しました。保有する特許や技術を公開することで、多様な業界や領域での協業につなげたい考えです。

 ホンダは四輪車や二輪車、航空機など幅広い分野で事業を展開しており、同社が保有する特許は、グローバルで5万件以上になります。自動車などの製品に用いられる技術は、強度や耐久性など求められる過酷な条件をクリアしているため、さまざまな製品への適用が可能と考えられています。開設したサイトには、防錆皮膜や蒸留水生成など、ライセンス提供が可能な技術10件を掲載しました。また製品化までの流れや、過去に協業した事例も紹介しています。技術提供時には、ロイヤルティー(使用料)を受け取ります。掲載する技術は順次増やす予定です。

 これまで同社では、個別に技術のライセンス活動を行っています。例えば、『N-BOX』のシートに使われている抗ウイルス・抗アレル物質布地「アレルクリーンプラス」は、オフィス家具メーカーにオフィスチェアのクロスとして採用されています。

 また、『レジェンド』に使われていた夜間歩行者認識技術は、スワローインキュベートでAPI・SDK化したものが半導体メーカーで利用されるなど、異業種での技術活用が広がっています。

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